「サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」とは、地域の自然や文化をツーリズムに活かしつつ、それらを壊すことなく、逆に継承へつなげていくことのできるツーリズムのことです。
それは事業者側だけで完結できるものではなく、ゲストの皆さまのご協力が不可欠であり、そのようなことを理解して行動する旅行者は「レスポンシブル・トラベラー」とも呼ばれます。
私たちは、観光産業におけるサステナビリティの実践を目的とした認証制度トラベライフにおいて、トラベライフパートナーステージを受賞しており、ツアーや宿の運営のあらゆる面において持続可能性を考慮しています。ゲストの方々は、SATOYAMA EXPERIENCEのツアーに参加したり、SATOYAMA STAYに宿泊することで、地域に貢献することができます。

※Travelifeは、ツアーオペレーターと旅行代理店のための3段階の認定プログラムです。[(1)Travelife Engaged(2)Travelife Partner (3)Travelife Certified]。私たちは現在(2)Travelife Partnerで、(3)Travelife Certifiedに向けて取り組んでいます。
トラベライフパートナー賞は、社会的および環境的な持続可能性に対する当社の取り組みを表彰するもので、当社は、持続可能性な管理、サプライヤーとの連携、顧客とのコミュニケーションに関する100以上の基準を遵守しています。最終的にはトラベライフ認証取得を目指して、さらなる改善に取り組んでいます

SATOYAMA EXPERIENCEのミッション


SATOYAMA EXPERIENCEは、ツアーと宿泊施設の運営、および旅行手配を行う旅行会社として、その事業を通じて持続可能なツーリズム、および持続可能な社会の発展に貢献します。
私たちの全てのアクションは持続可能性に基づいて意思決定し、あらゆるステークホルダーと協業し、持続可能性を高められるよう、最善を尽くします。
その結果として、旅行者が訪れる地域にポジティブインパクトを与え、地域が独自の文化や生物多様性を継承することができ、訪れる人にとっても住民にとっても魅力的な地域となることを目指します。

SATOYAMA STAY

SATOYAMA STAYはサスティナビリティを体現する宿です。町並みを継承すること、木造の家をつくる職人の仕事をつくること自体が目的であり、建築材はじめ、インテリアや小物まで、できる限り地元のものを使っています。日々のオペレーションも、サステイナブルポリシーにのっとり、行われています。(「開業への思い」をみる) 
具体的な取り組みには以下のようなものがございます。
・使い捨てアメニティを客室に設置しないのはもちろん、プラスチック製品は館内にほとんどありません。
・ペットボトルを設置しないため、フロントにウォーターサーバーを設置しています
・建築や家具にはできる限り地元産の木材を使用しています
・他地域でつくられたお土産は販売していません
・食事やドリンクもフードマイレージを最低限にすべく、地元で生産されたものを使っています
・オンライン化可能な書類(宿帳、ツアー申込書等)は全てオンライン化しています

ツアー

SATOYAMA EXPERIENCEのツアーの多くは、サイクリング、ウォーキング等で移動自体にCO2を排出することはありません。また、以下のようなことに取り組んでいます。
・2021年から記入フォーム(紙)を廃止し、オンラインへ移行
・2021年からペットボトルの配布を停止し、ウォーターサーバーへ変更
・ツアーの休憩に使うお茶は生分解性のティーバックを使用

地域貢献活動

地域資源を次世代へ継承するため、自ら企画する「飛騨の民家お手入れお助け隊」を開催した他、地域の様々なボランティア活動に参加しています。
また、地域の小中高にお邪魔し、外国人から見たふるさとの魅力、多様なバックグラウンドのスタッフによるキャリア紹介、ガイド経験を活かした里山文化や飛騨の匠の授業などをお手伝いしています。

関連資料

OUR SUSTAINABLE POLICY (持続可能性に関するポリシー全文)
OUR SUSTAINABLE EXCURSION POLICY (持続可能なアクティビティに関するポリシー)
飛騨を訪れる前に知っておいてほしいこと
性的搾取について知っておいてほしいこと
Sustainability Report 2021