nok-toi cafeでは、プレオープン企画として、「ポップアップレストラン< 箱根豊栄荘 >」を開催します!
この度、nok-toi cafeのオーナーである山田と、箱根の旅館「豊栄荘」の館主である原さんが、友人同士であるというご縁で、遠い箱根の地から、「豊栄荘」の青木料理長にポップアップレストランをしていただくことになりました!
豊栄荘と飛騨のご縁
豊栄荘は、1956年創業の箱根湯本にある旅館ですが、上記以外にも、実は飛騨と不思議なご縁があります。
現在の館主の祖父である創業者は、もともとは土木関係の仕事をされており、その関係で飛騨に来たことがあったそうです。そして旅館創業の際、宮川村の洞集落にあった築350年(当時)の茅葺民家を譲り受け、旅館の敷地内に移築しました。現在の飛騨みやがわ考古民俗館の茅葺き民家「旧中村家」とほぼ同じ造りの民家だったと思われます。移築された民家は「雉子亭」と名付けられ、お部屋や休憩所として使われておりました。改築を経て今なお箱根の地で歳を経ており、材は400年超という、飛騨の民家としても大変貴重な建物といえます。
なぜ、飛騨でポップアップ?
実は2024年5月、豊栄荘は本館が全焼するという悲劇に見舞われ、11月現在、休業を余儀なくされています。
SATOYAMA EXPERIENCEとしても、何か豊栄荘のためにできないかと思っていたところ、ちょうどnok-toi cafeも完成し、もともとシェフ・イン・レジデンスを考えておりましたので、お声がけをしました。実際に見に来てもらったのが10月初め。なんと1か月ちょっとでポップアップすることに!
道具も食器も全て消失していたため、お知り合いなどから、とりいそぎ使えそうなものをかき集めていただいたそう。
話をすすめるうちに、丹念に仕込んだ食材たちが、一部別のところに保管されていたこともわかり、それも使っていただけることになりました。豊栄荘の応援も兼ね、是非足を運んでいただければ幸いです。
なお、雉子亭は、本館と離れたところにあったため、火災を免れたそうです。ちょうど食事処として改装をしていた最中だったそうで、まだまだ飛騨とのご縁は続きます。
ポップアップ営業のご案内
日時:
・2024年11月14日(木)~ 11月22日(金)
ランチ営業(各日限定ランチセット10食)11:30~15:30(LO)
※11/22(金)満員御礼!
・2024年11月30日(土)~ 12月2日(月)
宵営業(アラカルト) 16:00~ 20:00(LO)
※ 時間は変更になる可能性もございます。店舗にて、またはinstagram(nok_toi.cafe)をご覧ください。
場所:古川町殿町7-21 nok-toi cafe (ヒダノオクブルワリー向かい)
※ 駐車場はございませんので、市役所、または駅裏駐車場をご利用ください。
ランチは限定10食となりますのでご予約をおすすめします。予約先は豊栄荘Instagram(kiji_hoeiso)、または下記までお電話ください。
090-1662-7840(担当:青木)
ポップアップメニュー
盛だくさんの3,500円コース(通常5,000円相当)と、ちょっと少な目の2,500円コース(通常3,500円相当)があります。
奇跡的に別の場所にあって火災を免れた仕込み食材、発注していた食材を、この度は贅沢に使っていただき、定番の雉肉など、豊栄荘で提供しているコース料理をランチにアレンジ、さらに飛騨らしい食材も盛り込まれています。この機会に是非、青木料理長の料理をお楽しみください。
のくといカフェについて
SATOYAMA EXPERIENCEでは、2024年秋、飛騨古川で長く親しまれた旧富乃家を改修し、nok-toi cafeを創りました。”nok-toi”は「のくとい」。飛騨弁で「あったかい」という意味で、この場に集まる人が「あたたかい」気持ちになってくれるとよいなという願いを込めて。ロゴにあしらわれているのは、飛騨の代名詞である朴葉。飛騨の伝統食材や郷土料理が未来につながる場となりたいという思いを込めています。
nok-toi cafeでは、シェフ・イン・レジデンス方式で、既に活躍されているシェフの方から、店を出してみたいと思っている方など、いろいろな方に厨房に入ってもらいたいと考えています。トライアルも含め、いろいろな料理を楽しめて、人が集う場になれば、嬉しい限りです。