飛騨古川は、飛騨のメイン玄関となる飛騨高山からJRで20分ほどの小さなまち。
白川郷や高山の古い町並みとは異なり、伝統的建造物地区などには指定されていませんが、木造町家が立ち並ぶ町並みは、戦国時代に城下町として形成され、何度か大火にあいながらも住民の意思で守られてきました。
私たちの考える古川の魅力は、なんといっても、ひだびとの暮らしが垣間見えるところ。朝、町並みを揃って登校する子供たち、昼夕大にぎわいのお惣菜やさん、ご近所のおじちゃん、おばちゃんたちのおしゃべりの輪、夜の静けさと格子窓に灯る明かり・・・
そんな一面を見つけるととても幸せな気分になります。
まずはSATOYAMA STAYのご近所さんをご紹介。2軒お隣にあるのが、古川の台所「おかずや山本」です。ずらりと並んだお惣菜に圧倒されるはず。一番人気はなんといっても「唐揚げ」。朝晩は「おかずや渋滞」ができるほどです。
すぐ右隣は宮地屋さん。少し前までは食料品店で、毎日違う創作惣菜を楽しめました。飛騨の「ねぎみそ天ぷら」はここが元祖!今は商店ではなくなりましたが、宮地さんのつくったお野菜を軒先で買うことができます。おすすめの食べ方まで書いてあるのでよーく読んでください。ちなみにこの向かい側にあるカネゴンと大通り公園にある巨神兵は宮地さん作。昭和レトロが大好きな面白おじさん。見つけたら是非話しかけてみてください。
駐車場をはさんで左隣は、お豆腐の信州屋さん。今はここで豆腐は作っていないのですが、揚げはここで揚げていて、在庫があればここで買うこともできます。小さなお豆腐屋さんなのでほぼ古川と国府のごく一部のスーパーでしか買えません。揚げたての生揚げは絶品!SATOYAMA STAYの朝食にも登場します。ご近所、弐之町下(しも)だけでもこの密度。古川のローカルな魅力は尽きません。
お風呂はレトロな「たんぼの湯」さんはいかがでしょうか?
町を抜けるとすぐに里山風景が広がるのも魅力のひとつ。乗鞍山、御嶽山を望み、山に囲まれた古川盆地。「君の名は。」の聖地ともなった気多若宮神社の裏、安峰山を登ると古川を一望できます。
里山に足を延ばしたくなったら是非私たちのサイクリングツアーへ。
ガイドブックには載っていない、お気に入りの風景を見つけてください。